総合的メディア企業狙う 角川書店社長・福田峰夫氏
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- 日時: 2003/02/24 08:57
- 情報元: 日本経済新聞
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- 参照: http://www.books-ruhe.co.jp/
出版社の幻冬舎が店頭市場に上揚した。 文芸書籍を扱う出版社の上場は一九九八年のわが社に続き二社目ということで、刺激になる。 われわれは出版を中核としながらも、多角的で総合的なメディア企業を目指す。 手がけている分野の中で強いところをさらに伸ばしつつ、ビジネスモデルを変えてゆかなければならないと思っている。 例えば他社の本を当社が受託販売する「販売提携」を強力に進めた時期もあったが、出版市場が縮小し始めたため、見直した。 不振の雑誌の統廃合や、タウン誌「ウォーカー」シリーズに地域の飲食店の広告を入れるなどして採算を立て直した。 二〇〇三年三月期の連結経常利益は三十一億円弱を見込み、(八億円強の経常赤字に陥った前の期と比べて)計画以上に順調に立ち直ることができた。これを発射台として、四月以降はさらに新しい展開を進めていく。
(日本経済新聞 2003/02/24 15面 アットマークより引用)
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