- 日時: 2004/01/13 08:52
- 名前: BOOKSルーエ<
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- 東京書店組合12月10日から
万引防止キャンペーン
「犯人に賠償請求」
東京都書店商業組合は十二月十日から来年三月九日までの三カ月間、東京都と警視庁の後援を受けて、全組合書店八九三店で二種類のポスター(写真)を掲示し、万引防止キャンペーンを展開する。 日書連はポスターで「万引きは犯罪である」ことを訴えるとともに、その疑いがもたれるような行為を発見した場合には、その段階で声をかけるなどの対応をとり、「初発型非行」の防止に努める。 悪質及び常習者は、直ちに警察に通報、本の代金だけでなく、防犯設備の費用や事情聴取で警[察に出向く際の店員の人件費などを加算した損害賠償請求を行うなど毅然たる態度で対応することを決めた。 全組合員の店主・従業員が一致協力してキャンペーンに取り組む。 十二月八日に東京・神田駿河台の書店会館で行われた記者会見で、萬田員久理事長は「万引被害が深刻化しているため、弁護士とも相談、損害賠償請求が可能と判断した。一斉に店頭に掲示することで世間に広く知らしめたい」と経緯を説明し、理解を求めた。 万引問題担当理事の山田洋一氏(杉並区・久我山書店)は、「青少年の万引犯は警察に通報すると二度とやらなくなるケースが多いという。青少年を初発型非行から守るために学校や警察と協力して毅然たる態度で臨む」と決意を述べた。 丸岡義博副理事長(千代田区・廣文館書店)は「都と警視庁が後援してくれることと、店内での声かけは画期的なことである」明した。
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