【 ノンフィクション賞に奥野・中川両氏 】
|
- 日時: 2005/11/09 18:27
- 情報元: 日書連
-
第27回講談社ノンフィクション賞に奥野修司氏『ナツコ 沖縄密貿易の女王』、中川一徳氏『メディアの支配者(上・下)』、第21回講談社エッセイ賞にアーサー・ビナード氏『日本語ぽこりぽこり』が決まり、24日夕、丸の内の東京會舘で贈呈式が行われた。
講談社野間佐和子社長から各賞贈呈のあと、重松清氏がノンフィクション賞の選考について「『ナツコ』は紋切型でない沖縄を、『メディアの支配者』はフジTVと戦後マスコミ史に迫っている。
今後も力作を期待している」と選評。
エッセイ賞では坪内祐三、林真理子、東海林さだおの各委員が「ビナード氏の異常にうまい日本語に翻弄された」と絶賛した。
受賞者あいさつで奥野氏が「匿名を入れれば300人以上に取材し10年かかってまとめた。
励みになる」。
中川氏は「文藝春秋をやめて5年間、全力投球した。
続編も書きたい」。
在日15年のビナード氏は「日本語に惚れて日本語で書くことは幸せだが、何語で書いても同じではないか」と、感謝の言葉を述べた。 http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=4682 から引用
|
|