7月期は前年比9・4%減/雑誌・書籍・開発品は回復傾向/日販調査店頭売上
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- 日時: 2022/09/23 18:45:49
- 情報元: 日書連
- 日本出版販売調べの7月期店頭売上は、コミックは厳しい状況が続くが、雑誌・書籍・開発品は1桁減まで回復し、全体では前年比9・4%減となった。全体で1桁のマイナスにとどまったのは今年4月以来3ヵ月ぶり。
雑誌は6・7%減。月刊誌は「GLOW2022年8月号」(宝島社)や「月刊コロコロコミック2022年8月号」(小学館)などが売上を牽引。週刊誌は、表紙がBTSの「anan2022年6月22日号」(マガジンハウス)が好調だったほか、安倍晋三元首相関連の特集が関心を集めた。 書籍は8・1%減。文芸書は、『オーバーロード』の15巻・16巻(KADOKAWA)や『禁断の中国史』(飛鳥新社)が売上を牽引し、21年12月以来7ヵ月ぶりに落込みが1桁台まで回復した。児童書は『小学館の図鑑NEO〔新版〕岩石・鉱物・化石DVDつき』(小学館)などが伸長した。 コミックは13・5%減。雑誌扱いコミックは、「転生したらスライムだった件21」(講談社)、「僕のヒーローアカデミア35」「怪獣8号7」(ともに集英社)などが売上を伸ばした。書籍扱いコミックは、『異世界居酒屋「のぶ」15』(KADOKAWA)などが売上を牽引した。 開発品は8・8%減だった。
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