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10月期販売額は7・5%減/店頭売上は児童書がプラスに/出版科研調べ
日時: 2023/01/28 16:55:39
情報元: 日書連

出版科研調べの10月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比7・5%減だった。
内訳は、書籍が同5・9%減。店頭販売の不振・返品増が続き、低調だった。雑誌は同9・7%減。内訳は、月刊誌が同10・8%減、週刊誌が同4・3%減。月刊誌は前年に『東京卍リベンジャーズ』(講談社)の既刊や『呪術廻戦』(集英社)がヒットしていたコミックスの反動が大きく、2桁減に。週刊誌は比較的小幅な減少となった。『週刊少年ジャンプ』(集英社)の本数が1本多かったほか、返品も改善した。
書店店頭の売上は、書籍が約5%減。夏場まで落ち込んでいた児童書が約1%増と回復に向かっている。中でも書店キャンペーン「ニコニコカドカワ祭り」によってKADOKAWAの作品が大きく伸びており、特に絵本「パンどろぼう」シリーズが人気で売上を牽引した。
雑誌の売上は、定期誌が約5%減、ムックが約5%減、コミックスが約12%減で、雑誌も先月に比べ回復基調。コミックスは、コロナ禍以前の2018年、19年と比較するとプラスで、長期的な視点で見ると健闘を続けている。
メンテ

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