5月期販売額は7・7%減/書籍・雑誌とも返品率増加続く/出版科研調べ
|
- 日時: 2023/08/26 14:53:45
- 情報元: 日書連
- 出版科学研究所調べの5月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比7・7%減となった。内訳は、書籍が同10・0%減、雑誌が同4・9%減。雑誌の内訳は、月刊誌が同6・1%減、週刊誌が同0・7%増。書籍は、返品増のため前月に続き2桁のマイナスになった。雑誌は、月刊定期誌の推定発行金額は前年同月を上回り、コミックスもアニメ化された『【推しの子】』(集英社)が既刊含め全巻ランクインするなど絶好調だったが、前年同月の『SPY×FAMILY』(同)の売上げには及ばなかった。週刊誌の販売金額が前年を上回ったのは平均価格の上昇に因るところが大きい。
返品率は書籍が同2・0ポイント増の40・8%、雑誌が同0・5ポイント増の45・9%。雑誌の内訳は、月刊誌が同0・5ポイント増の46・3%、週刊誌が同1・1ポイント増の44・3%。今年に入ってから返品増の傾向が続いている。 書店店頭の売れ行きは、書籍が約5%減。凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社)などが引き続き好調で、文芸は約1%増。雑誌は定期誌が約4%減、ムックが約4%減、コミックスが約11%減。
|
|