日販とCCC、7月メドに物流事業統合
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- 日時: 2006/03/08 14:18
- 情報元: 新文化
日販のTSUTAYA向け事業を会社分割で4月1日に設立する新会社「MPD」(新MPD)に移し、その後7月をメドに日販のレンタル用CD物流子会社「日本メディアリンク」とCCCの物流孫会社「日本ソフトサービス」、昨年10月に両社が合弁で設立した検討会社「MPD」(旧MPD)を新MPDと統合。 これにより、DVD、CDのレンタル・セルと書籍・雑誌など、エンターテインメント商品をほぼ網羅したオールインワン物流が誕生、物流の効率化による商品コストや店舗人件費の削減を図り、店舗収益の向上を目指す。 7月にできる新MPDの資本金は4億3000万円。出資比率は日販51%、CCC49%。社長にはトリプルウィン推進部の吉川英作部長が就任。役員は未定だが、両社3人ずつ常勤役員と非常勤役員(計12人)を置く。従業員は300人。初年度は2000億円、3年後に2400億円の売上げ目標を設定、書籍・雑誌の売上げは事業開始後に600億円を目指す。 書籍・雑誌の流通は日販から仕入れてTSUTAYAに送品。返品は出版共同流通を利用する見通し。会見では日販の鶴田尚正社長が「(提携から)20年目の結論」とし、CCCの増田宗昭社長は店舗収益の向上を強調した。
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