【 本屋大賞に『東京タワー』 】
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- 日時: 2006/04/19 16:55
- 情報元: 日書連
- 【 本屋大賞に『東京タワー』 】
全国の書店員がいちばん売りたい本を投票で選ぶ「本屋大賞」の第3回受賞作品がリリー・フランキー氏の『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社)に決まり、4月5日、東京・港区の明治記念館で授賞式が開かれた。
同作品は人気イラストレーターのリリー・フランキー氏初の長編小説。
母と子、父と子、友情などの普遍的なテーマを描いて話題となり、130万部のベストセラーとなっている。
テレビドラマ化も決定している。
授賞式では主催者を代表して「NPО法人本屋大賞実行委員会」浜本茂理事長があいさつ。
「有志団体だった実行委員会は昨年12月、NPО法人の認可を受けた。
過去2回の受賞作品はいずれも受賞後に売上げを伸ばしてベストセラーになっている。
本日これからが勝負の気持ちで売っていただきたい」と述べた。
リリー・フランキー氏は「賞には無縁と思っていた。
この賞は始まったときから素敵な賞と思っていたので、いただくことができてうれしい。
書店員の皆さんが本を読者に届けてくれていることに感謝している」と受賞の喜びを語った。
この賞は「売場からベストセラーをつくる!」をキャッチフレーズにスタート。
第1回は「博士の愛した数式」(小川洋子著)、第2回は「夜のピクニック」(恩田陸著)が受賞。
今年は04年12月1日〜05年11月30日に刊行された日本の小説の中から、286書店368名の書店員が3作品を選んで、上位11作品をノミネート。
2次投票は239書店290名の書店員がベスト3を投票して大賞を決めた。
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