【 基準達成2.5%バック 】 日書連
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- 日時: 2007/05/12 16:48:21
- 情報元: 日書連
- 平成19年度トーハン会全国代表者会議が4月27日午後、目白の椿山荘で開かれ、各地のトーハン会と青年部60名、出版社約2百名が出席した。
第1部冒頭であいさつした山ア厚男社長は06年のバリューアップコンクールの結果について「目標16億3百万円に対し達成15億5600万円。
目標には達しなかったが、個々には10トーハン会が目標を達成、昨年の13会に続き2ケタを持続した。
今年度は改めて雑誌増売支援を強化する。
対象銘柄を決め、販売目標を達成した個々の書店とトーハン会に報奨を還元する雑誌増売サポートをコンクールに組み込む」と、重点施策を明らかにした。
各地トーハン会を代表して宮城トーハン会阿部博昭会長(石巻・ヤマト屋書店)は「日本の総人口1億2700万人を書店売場92万6千坪で割ると坪当たり人口は140人になる。
仙台は坪当たり120人、石巻は人口12万人に1800坪で、坪当たり人口は66人。
坪効率が低下し、複合化で効率を高めている。
トーハン会は販売集団であると同時に政策提言集団でもあるべき。
次世代が希望を持てるよう大きな役割がある」とあいさつした。
新年度バリューアップコンクールについては佐久間英雄取締役が、「雑誌増売を含め百億円の目標。
書籍を中心に前期、後期、総合は従来通りだが、書籍責任販売商品、雑誌増売サポート、ざっし定期便もコンクールに組み入れる。
後者は個々の書店に還元する」と紹介した。
表彰式に続いて、総合成績1位の神奈川トーハン会嶋崎欽也会長(文教堂)がスピーチ。
中経出版安部毅一副社長が増売の取り組みに感謝を述べた。
第2部新年度施策説明会では、山ア社長が「18年度の売上げは前年を下回り厳しい決算となる見込み。
原因は雑誌の不振。
加えて1月から返品入帳の締め切りを繰り下げた影響もある。
19年度は桶川の全面稼動によりインフラを活用した書店底支えの取組みが展開できるため103・9%の高いハードルを課した」と強調。
新たな展開としては「桶川とe―honを活用し、ブックショップ・メンバーズを本年中に立ち上げる」とした。
これは買い上げ客にポイントを付与し、景表法の範囲内で景品を提供する。
ネット注文にも付与し、お客様の会員化、ストア・ロイヤリティの獲得が狙い。
営業施策は風間賢一郎副社長が、桶川SCMセンターは池田禮専務が説明。
このうち雑誌増売サポートシステムは、冊数比110%以上、返品率前年比100%以下の基準を達成すれば2・5%をキックバックする。
昨年11社・35銘柄を500書店でテストしており、結果を検証して拡大展開する。
このあと、『週刊朝日』山口一臣編集長の特別講演に続いて第3部の懇親会に移った。
06バリューアップ販売コンクール(総合成績) 1神奈川 2沖縄 3長崎 4北陸 5山陰 6京都 7広島 8埼玉 9中部 10四国
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