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【 返品共同化、軌道に 】 日書連
日時: 2007/08/04 09:37:46
情報元: 日書連
参照: http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=5957

 日販、大阪屋、栗田、日教販、太洋社の取次5社による返品共同化、「出版共同流通」の創立5周年記念パーティーが7月17日、東京ドームホテルで開かれ、出版社、倉庫会社、輸送など約5百名が出席した。

 パーティーの冒頭、高見吉弘社長は「当社は取次5社の返品業務を共同化して経費を削減する目的で立ち上げ、順調に推移している。

今後、新事業として1:出版ダイレクト便、2:フリーペーパー共同ラック、3:地方・直販出版物代行業務を展開する。

私も還暦。

団塊世代生き残りの最後の仕事として新規事業に挑戦したい」とあいさつ。

 協業5社を代表して日販古屋社長は「出版共同流通は2002年4月に取次5社と小学館、講談社の出資で立ち上げ、蓮田センターで雑誌からスタートした。

その後、コミック、文庫、書籍、DVDと順次拡大し今年3月決算では累積赤字を解消し配当も出来た」と報告。

これにより1:返品コスト削減、2:書店入帳日の繰り下げ、3:送品データと組み合わせたSCM販売、4:リサイクルに貢献したと意義を強調。

今後については「あまり返品の業量が増えるのも困る。

改正省エネ法で荷主に対しエネルギー消費削減の施策をとれと言われている」と問題の一端を指摘した。

 小学館相賀社長は「取次による協業化の成功例として出版業界のインフラ整備に寄与した。

先見の明を持って立ち向かった皆さんに敬意を表したい」と祝辞。

栗田郷田社長が「成功は情熱と行動力のなせるわざ。

なくても、ありすぎても困るのが返品で、新規事業により将来的には会社の一事業部ということになるかもしれない」と述べ、乾杯の音頭をとった。

メンテ

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