【 売上げ微減の475億円 】 日書連
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- 日時: 2007/09/28 18:07:45
- 情報元: 日書連
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太洋社は9月26日午前10時から文京区水道の本社で第54期株主総会を開くが、これに先立ち第54期(平成18年7月1日〜19年6月30日)の決算概況が発表された。
これによると、第54期売上高は前期より7億6千万円、1・6%少ない475億1200万円。
内訳は雑誌241億1300万円(3・5%減)、書籍225億2100万円(1・7%増)、その他8億7800万円(22・8%減)。
返品率は雑誌37・8%、書籍39・2%、その他23・4%、合計38・1%。
損益面では営業費が前年対比4584万円、0・94%増加して49億3671万円となり、1529万円の営業損失。
これについて大和取締役は「4月に書籍・文庫の返品を出版共同流通にアウトソーシングし、移転経費など5500万円かかった。
営業利益は7700万円出ているものの、費用については監査法人と認識の差があり、予定外の貸倒計上が生じた」と説明。
税引前で8千万円の赤、最終的に6億円の当期純損失となった。
第55期は雑誌の太洋社の原点に戻り、雑誌販売強化のキャンペーンを展開するほか、客注に対応する船橋流通センターの在庫補充、TOCS・POSランキングシステムの提供、受注センター稼動、MD課機能強化による書店支援などの重点的施策で売上げ3・1%増、490億円、返品率35%を目指す。
任期満了に伴う役員選任では、取締役6名全員の再任を図る。
役員業務分担では永澤取締役が担当していた物流本部長を土屋本部長が兼務する予定。
太洋社損益計算書 (単位百万円)売上高 47512売上原価 42590売上げ総利益 4921販売費及び一般管理費 4936営業損失 15営業外収益 206受取利息及び配当金 64雑収入 142営業外費用 345支払利息 16売上割引 308雑損失 20経常損失 153特別利益 130特別損失 56税引前当期純損失 80法人税、住民税、事業税5法人税等調整額 516当期純損失 601
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