【 書店ルート0.1%のマイナス 】 日書連
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- 日時: 2007/09/28 18:09:36
- 情報元: 日書連
- 参照: http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=6035
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2006年のルート別出版販売額は、書店ルートが1兆5065億円、前年比0・1%減で2年連続のマイナスになった。
構成比は66・6%で前年より0・8ポイント増。
一方、CVSルート(取次経由)は3・1%減の4739億円と4年続けて前年を下回ったことが、株式会社ニッテン調べ「2006年出版物販売額の実態とその分析」(日販『書店経営ゼミナール会報』特集号)で明らかになった。
2006年度の出版物販売額2兆2627億円をルート別に整理したのが表1。
このうち書店ルートは1兆5065億円で前年比0・1%減とわずかながら減少し、2年連続のマイナスとなった。
構成比は前年より0・8ポイント増えて66・6%だった。
CVSルート(取次経由)は4739億円で前年比3・1%減。
前年の0・4%減から2・7ポイント悪化し、4年連続のマイナスとなった。
構成比は0・3ポイント減って21・0%になった。
また、二次卸などを経由する販売額は112億円で、この結果CVSルートの総額は4852億円となり、前年比4・1%減少した。
この他のルートを見ると、輸出ルートが3・6%増となった他は全てマイナス。
構成比で7・4%を占める卸売ルートが3・2%減で、生協ルート8・0%減、鉄道弘済会ルート6・2%減、スタンド販売ルート6・1%減、その他16・8%減となっている。
鉄道弘済会ルートと、スタンド販売ルートのマイナスは13年連続になった。
店舗数100店以上の大手CVS26社を年間総売上額順に並べたのが表2。
CVS全体の店舗数は4万4036店で、前年より180店増加した。
大手3社で見ると、セブンイレブンは425店増の1万1735店、ローソンは198店増の8564店、ファミリーマートは217店増の6501店。
また、店舗数100店以上の26社の店舗数は合計4万2733店で、CVSチェーン52社全体の97・0%を占めた。
書籍・雑誌売上額はCVS総合計4852億円で前年比4・1%減。
大手3社はセブンイレブン1773億円(5・4%減)、ローソン804億円(1・6%減)、ファミリーマート587億円(1・7%増)。
年間総売上額が1千億円以上の10社合計では4425億円で、CVS総合計の91・2%、出版物総販売額の19・6%を占めた。
大手26社の合計は4741億円で、これはCVS総合計の97・7%、出版物総販売額の21・0%にあたる。
年間総売上額に占める書籍・雑誌扱い比率は、年間総売上額1千億円以上の上位10社平均で6・4%だった。
10社中で最も扱い比率が高いのは、スリーエフの8・8%。
次いでミニストップの7・7%、デイリーマヤザキ7・5%となっている。
また、1店当たり書籍・雑誌年間売上額は、上位10社平均で1141万円となった。
トップはセブンイレブンの1511万円で、以下スリーエフ1437万円、ミニストップ1222万円。
出版社4107社の年間売上額と占有率の関係をまとめたのが表3。
売上額上位5社の合計額は、前年比6・3%減の5682億円。
6〜50位は5・8%増の8660億円、51〜100位は2・7%増の3043億円だった。
このほか101〜150位、151〜200位の2クラスが前年比プラスとなっている。
売上額を占有率で見ると、上位5社で21・2%と全体の5分の1強。
6〜50位は32・3%を占めており、合算すると上位50社で出版社全売上額の53・5%と過半数を占有している。
以下、占有率は上位100社で64・9%、同200社で76・4%だった。
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