【 連結決算は増収減益 】日書連
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- 日時: 2007/12/13 13:12:17
- 情報元: 日書連
- 参照: http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=6195
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日販の第60期中間決算がまとまった。
単体での売上高は3107億4600万円、対前年比0・6%減で10年連続の減収。
内訳は書籍が1171億8700万円(0・8%減)、雑誌が1655億1400万円(1・7%減)、開発商品280億4400万円(7・7%増)。
前期のハリー・ポッターに並ぶヒット作がなく、CVSルートの不振、既存店の落ち込みが減収の要因。
返品率は書籍が41・7%(0・7ポイント増)、雑誌36・1%(0・5ポイント増)、計36・8%(0・3ポイント増)。
この結果、営業利益は61億8200万円(3・3%減)、経常利益16億8300万円(19・2%減)、中間純利益9億1100万円(13・2%減)と、いずれも減益となった。
子会社22社との連結決算では連結売上高3765億9600万円、0・3%の増収。
経常利益は16億7千万円で33・8%の減益に。
増収はイオン・グループとの取引拡大、楽天ブックスなどネット事業部門の売上増、MPDの売上増が主要因。
イオングループは7月に切り替え、上期で47億円、通年ベースで120億円の年商増加が見込まれる。
また、王子システム障害に伴い3億円の利益が失われた。
4日の記者発表で柴田副社長は「10年来の売上減少をコスト削減でしのいできたが、ここにきて原油、用紙と値上げが続く。
定価アップを真剣に検討する時期ではないか」と指摘した。
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