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【 送品・返品の同日精算 】
日時: 2008/09/16 07:56:27
情報元: 日書連

日書連の大橋信夫会長、面屋龍延、柴ア繁両副会長、大川哲夫専務理事は9月5日午後3時、東大阪市の大阪屋・関西ブックシティ(KBC)を訪問。

送品・返品同日精算について日書連の考え方を説明し、理解と協力を求めた。

大阪屋は同日精算の趣旨に理解を示したものの、「1日前着荷分まで入帳している。

これ以上の対応は個別では無理。

出版社の理解も必要」と回答した。

 応対した大阪屋の三好勇治社長、中田知己取締役に対し、日書連の大橋会長は「日書連の情報化推進で書籍データベース(OPLマーク)を格安でご提供いただいていること、また返品入帳問題にはいち早く対応していただき、請求日1日前着荷分まで入帳していただいている努力に感謝している」とした上で、送品・返品同日精算についての日書連の考え方を説明。

「書店側のキャッシュフローが改善されるばかりでなく、金融返品が緩和されることにより店頭での陳列日数が増え、返品減少も期待できる」と述べた。

 これに対し、大阪屋の三好社長は「書店の立場を考慮して対応してきた。

返品入帳改善では、以前は10日前までしか入らなかったのを25日まで入帳するようにし、現在は請求日の前日まで入帳している。

この姿勢は決算月にも守っている。

また、注文品に対しては『スリーデイ対応』を掲げて3日以内での書店納品を10年前から実施している。

物流に関して書店のほうを向いているのが当社の伝統。

これまで平成7年に関西ブックシティ(KBC)、平成9年に東京書籍流通センター(TBC)、平成12年に完全単品管理の受注センターであるiブックシティ(iBC)を稼働させ、出庫のスピードアップ化を図っている」として、理解を求めた。

 柴ア副会長が「同日精算をお願いしているのは、九州の書店で10日ぐらいまでしか入帳していないという声が出たから。

輸送上の問題でタイムラグがどうしても生じるから、入帳できるところで切って請求してもらいたいということ」と求めると、三好社長は「返品の場合、どうしても輸送業者が調整してしまう。

デポに2、3日置いて効率よく運ぼうということになる。

ここが問題。

出版社も含めて業界全体で変えていかねば」と述べた。

 大橋会長が文書による回答を求めると、三好社長は「当社は過剰送品は一切していないし、客注品に対する取り組み、返品における1日前着荷分までの入帳、こうした努力を認めてほしい。

同日精算の趣旨は十分に理解しているが、これ以上の対応は個別では無理。

出版社の理解も必要であり、取協として検討すべきことではないか。

これを回答とさせていただきたい」として、文書による回答には難色を示した。

メンテ

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