【 売上げ前年比92.5%に 】日書連
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- 日時: 2008/12/16 16:53:37
- 情報元: 日書連
- トーハンの平成20年度中間決算(4月1日〜9月30日)概況が発表された。
厳しい出版市場の影響を受けて売上高は2737億7500万円、前年比92・5%にとどまり、営業利益82・4%、経常利益97・0%。
さらに有価証券評価損、桶川計画に伴う人員調整による退職加算金で16億2700万円の特別損失を計上したため、今年上期は中間純損失1700万円、平成12年度以来の減収赤字決算となった。
子会社12社の連結決算は売上高2779億4500万円(92・9%)、経常利益16億2600万円(111・4%)、中間純利益1億1800万円(15・4%)。
売上高の内訳は書籍1054億3100万円(96・4%)、返品率43・9%、雑誌1523億8000万円(94・7%)、返品率38・6%、NM商品159億6300万円(62・2%)、返品率17・1%。
返品率は総合で前年同期より2・3ポイント高い39・9%。
売上高が大きく減少したことから、売上総利益は93・8%にとどまり、販売管理費は全社的な経費削減で95・2%となったが、売上伸長率を2・7ポイント上回った。
返品増による返品運賃増加、原油高による資材費値上がりが全体を押し上げた。
この結果、営業利益は32億3300万円で前年比82・4%に。
特別損益では投資有価証券評価損が8億円、桶川計画に伴う社員121名の退職加算金が5億8千万円。
風間副社長は「下期は送返品のバランスを取り戻し、効率販売を徹底する。
書籍は責任販売制を強化して契約販売を、雑誌は棚診断による返品改善に取り組みたい」と述べた。
中間損益 (単位百万円)売上高 273、775売上原価 240、773売上総利益 33、001販売費及び一般管理費 29、767営業利益 3、233営業外収益 2、263受取利息 501その他の営業外収益 1、762営業外費用 3、889支払利息 29売上割引 3、859経常利益 1、607特別利益 80特別損失 1、627税引前中間純利益 60法人税等 78中間純損失 17
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