小学館、責任販売「くらべる図鑑」5万6000部に
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- 日時： 2009/06/23 12:17:54
- 情報元： 新文化
- 小学館の責任販売・委託販売併用企画の第二弾となる新企画三点の製作部数が確定した。当初の目標が6万部だった小学館の図鑑ＮＥＯ＋『くらべる図鑑』は責任販売制が5万6000部、委託など1万4000部の合計7万部と順調な受注となった。また、今回初めてトーハンや日販など販売会社が責任販売条件で同商品を合計1万部仕入れ、売行きがいい帳合書店を後方支援する体制を整えた。
小学館はこうした動きに応え、7月8日発売の『くらべる図鑑』のテレビＣＭを急遽制作。夏休み直前の7月18日を中心にテレビ東京系「おはスタ」など提供番組で放映するほか、全国紙、地方紙、ブロック紙など33紙で新聞広告を展開、書店のモチベーションを後押しする。テレビＣＭ放映に踏み切った背景は、同じシリーズの『もののはじまり館』のアンケートはがき調査で、「テレビＣＭをみて」が多かったことが挙げられる。
「年数回の書店活性化の企画に全国で多くの書店が応えてくれた。それをバックアップしようとＣＭを打つことになった。販売会社の協力で追加も可能になった。返品減少や利益確保のため、得手、不得手はあるだろうが、商品選定をしっかりしながらチャレンジして、無駄なく、漏れなく売って欲しい」（同社マーケティング局）。
『脳で旅する日本のクオリア』（7月8日発売）は責任販売制2万1000部、委託など6000部の合計2万7000部で部数がまとまった。目標2万部より四割弱見込みを上回った。責任販売制では大手やナショナルチェーンが慎重な仕入で、地方書店や中小書店が「発売日に一冊でも」との思いから発注、なかには10部、15部と注文する中小書店もあり、受注数を押し上げた格好。この商品でも7月15日、全国紙はじめ20紙で新聞広告を掲載し、書店をバックアップする。
7月15日発売の星の地図館『太陽系大地図』は目標3万部に届かず、責任販売制1万5000部、委託など5000部の合計2万部に止まった。同社は「委託一本ならこれほど吸い上げられなかった」としながらも「天文年に合わせた企画だが、一般性に欠けたのかもしれない。価格面もネックになったか」と分析。
責任販売制の商品別注文書店数は次の通り。
▽『くらべる図鑑』約4900店▽『脳で旅する日本のクオリア』約3100店▽『太陽系大地図』約2900店
(本
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