岩崎書店「宇宙に秘められた謎」、初版10万部で刊行
|
- 日時： 2009/07/21 11:02:48
- 情報元： 新文化
- 世界的な理論物理学者であるスティーヴン・ホーキング博士が孫や世界中の子どもたちに向けて宇宙の神秘などを語ったスペース・アドベンチャー3部作の第2弾『宇宙に秘められた謎』（岩崎書店）が7月10日、発売される。初版は10万部。7月13日には全国紙、ブロック紙の新聞広告、首都圏の交通広告で一斉にＰＲ、初速に弾みをつける。
同社ではそれに先駆け、既刊の第1弾『宇宙への秘密の鍵』に「銀河鉄道９９９」のキャラ入り特別帯を巻き、注文扱いで3万部を再出荷。販売データ分析で第2のボリューム層であった30〜40代の読者にアピールする一方、ＰＯＰや展示ケースなどの拡材による既刊と新刊の併売相乗効果も狙っている。
既刊書は岡山県の優良図書に指定（6月2日）されたほか、進学塾の情報誌や子育て情報誌などに取り上げられ、同社では売り伸ばす好機と捉えた。また、日販のトリプルウィンとトーハンの責任販売企画にも採用された。30〜40代の父親世代に馴染み深い「銀河鉄道９９９」と同書との“宇宙”つながりでコラボ販促企画となったもの。
「前作が宇宙の基礎講座とすると、新刊は宇宙研究の最前線を具体的に明かした内容」（同社販売部）と説明するように、新刊では初の科学エッセイを科学者6人が八テーマについて執筆したところが売り。
米国地球外知的生命体探査協会のセス・ショスタック博士が「エイリアンとのつき合い方」をテーマにしたほか、カリフォルニア大学バークレー校のジェフ・マーシー教授は「ゴルディロックス・ゾーンってなに？」について子ども向けに解説。ちなみに「ゴルディロックス・ゾーン」とは地球のように生命体が活発に活動できる環境にある惑星と恒星の距離域のこと。
|
|
