ゴマブックス、債権者説明会開く
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- 日時: 2009/09/14 07:28:01
- 情報元: 新文化
- 9月10日午後2時から東京・渋谷の貸会議室「フォーラムエイト」で行われ、約400人が出席。はじめに嬉野勝美社長が「私が社長に就いて7年、支援いただいた皆様に深くお詫び申し上げる」と謝罪。申請代理人の田中克幸弁護士は「2009年1月期の赤字決算後も業績が回復しないなか、9月1日火曜、ゴマブックスの取次への売掛金に対して債権者から仮差押えの手続きがとられる事態に陥り、取次からの入金が急きょ絶たれた。取下げに向けて債権者と話し合ったが折合いがつかず、これでは資金繰りがかなわないと判断し、民事再生の申請を行った」と倒産に至った経緯を説明。
しかし、再生のための最大案件であるスポンサー探しについては「選定を早急に進めたいが、説明できる状況にない」と具体性に欠け、破綻に至った内情、今後のスケジュール、再生後の事業展開や経営体制、仕掛中の企画の今後などについても「まだ話せる状況にない」「個別に対応したい」などの返答に終始した。 質疑応答では、債権者となった編集プロダクション、デザイン会社、ライターなどから「私には2年間支払いがないのに、赤字に陥ったのが今年からとはどういうことか。そのような無責任な経営陣がその後も止まるのか」「今年2月に契約した。最初から払う気がなかったとしか思えない」などと怒りの声が次つぎとあがり、説明会は2時間に及んだ。 配布された「合計残高試算表」によると、今年2〜7月期の業績は純売上高が約7億3200万円、売上総利益が約1億1900万円、営業損失が約6億6900万円、経常損失が約7億0400万円。債権者数は、現在把握しているもので626という
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