JEPA、イーパブ研を発足/欧米フォーマットの調査へ
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- 日時: 2009/11/27 11:08:12
- 情報元: 新文化
- 日本電子出版協会(=JEPA、関戸雅男会長〈研究社社長〉)はこのほど、欧米の読書端末や電子書籍の標準フォーマットであるePub(イーパブ)の調査研究、普及啓蒙、日本語処理の推進を目的とした「ePub研究会」を発足した。米国で発売されているアマゾンキンドルやバーンズ&ノーブルNook、ソニーリーダーなどの日本語版の登場を促進させることも目的のひとつ。
アマゾンキンドルはMobi(モビ)形式、Nookとソニーリーダーはイーパブ形式を使っており、モビも研究の対象となる。米国の標準化団体IDPF(International Digital Publishing Forum)が策定したイーパブ形式はXMLをベースとし、テキストのリフロー(画面サイズに合わせた流し込み)が可能で、一五インチの大画面パソコンから読書端末、三インチのスマートフォンまで、横ざまなデバイスへのテキストと画像の表示が可能となっている。なお、イーパブでの縦書き、ルビ、禁則など日本語処理も推進していく。
イーパブ研究会は、今年三月に発足した「iPhone出版研究会」同様、JEPA会員社限定で、会員社は何人でも参加できる。
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