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【 子どもの本セール、出品条件7ヵ月長期に 】
日時: 2010/06/02 11:14:42
情報元: 日書連 

日書連は5月19日午後1時から東京・神田駿河台の書店会館で定例理事会を開催した。

年2回実施している日書連の児童書増売運動「心にのこる子どもの本セール」の出品条件を今年の秋以降、6ヵ月長期委託から7ヵ月長期委託に変更。

書店店頭の棚を年間通して空白期間なく使うことができるようにした。

〔増売〕 日書連が年2回実施している児童書増売運動「心にのこる子どもの本セール」の出品条件が今年の秋から6ヵ月長期委託から7ヵ月長期委託に変更となる。

舩坂委員長は「これまで、新刊セールの商品が返品される4月中旬から夏休みセール商品が店頭に並ぶ6月中旬まで1ヵ月半以上、店頭の棚が空いていた。

7ヵ月長期とすることで年間通して棚を使うことができる」と説明した。

販売目標は1億1千万円(前年比127・40%)。

都道府県別に目標を設定し、達成した組合に本体価格の1%を報奨金として支払う。

 10月27日から11月9日の秋の読書週間に実施される「読書週間書店くじ」の実施要綱を承認。

特賞は「図書カード5万円」40本。

 〔共同購買・福利厚生〕 「ポケッター2011」の製作部数を前年比1万5千部減の7万5千部とすることを決めた。

 〔情報化〕 店頭コミック試し読みシステム「ためほんくん」は現在稼働中の11店舗・13台に加え、新たに14社・計43台の参加申込があった(4月20日現在)。

新規申込書店はTSUTAYA、大垣書店京都駅前店、豊川堂(本店ほか3店)、自由書房鷺山店、久美堂(本店ほか2店)など。

このほか丸善、有隣堂、旭屋書店が導入を検討している。

 9月までのプレ稼働期間中、費用対効果面のメリットを検証し、中小書店の武器となるシステム作りを目指す。

 〔指導・教育〕 5月28日に米アップルのタブレット端末「iPad」が日本でも発売。

電子書籍をめぐる動きが急になる中、全国の書店から不安の声があがっている。

 鶴谷理事はiPadやキンドルなど電子書籍端末に対する知識を深めた上で対策を講じる必要があるとして、夏から秋にかけて関係者や有識者を講師に呼んで研修会を開催することを提案。

「iPadは雑誌の記事の切り売りにつながり、中小書店のメシの種である雑誌が売れなくなる恐れがある」と指摘した。

 〔政策〕 組合財政健全化のため、関係団体負担金の減額を図る。

出版文化産業振興財団を大幅に減額するのをはじめ、出版物小売業公正取引協議会は半減。

このほか出倫協、発売日本部委、出版再販研究委、学校図書館整備、出版クラブなども会費圧縮の方向で検討する。

 〔組織〕 4月期の各都道府県組合の加入・脱退状況は新規加入が3店、脱退が36店となり、前月比33店の純減となった。

現在の組合加入書店合計は5154店。

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