【 トーハン 単体売上高4・8%減 】
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- 日時: 2010/07/01 16:52:15
- 情報元: 日書連
- トーハンは6月10日、平成21年度(平成21年4月1日〜22年3月31日)決算概況を発表した。
近藤敏貴専務によると「出版市場の縮小傾向が続く中で、送返品バランスの重視、返品率の改善等、効率販売に努めた」ものの、単体の売上高は前年比95・2%の5472億3600万円にとどまった。
一方、送品・返品のバランスがとれたことで、総合の返品率は0・1ポイント改善して38・0%になった。
売上総利益は売上減少と原価率上昇の影響を受けて93・2%の617億4500万円となった。
また、全社的な経費削減に取り組んだものの、販売費及び一般管理費は555億4500万円の95・4%と売上伸長率を0・2ポイント上回った。
その結果、営業利益は77・3%の61億9900万円、経常利益は52・1%の21億4400万円。
特別損失の計上が前期比減少した要因で、当期純利益は105・5%の10億7800万円と減収増益の決算になった。
売上高の内訳は、書籍が93・4%の2156億4000万円、雑誌が97・1%の3003億8200万円、MM商品が89・7%の312億1300万円。
返品率は書籍41・4%、雑誌36・9%、MM商品18・4%、合計38・0%だった。
自己資本比率は27・8%と1・2ポイント、1株当たり当期純利益は15・3円と0・9円上昇した。
配当は1株6円を予定。
子会社12社との連結決算は、売上高が95・0%の5548億3000万円、経常利益が60・7%の28億7100万円、当期純利益が87・3%の15億2000万円になった。
22年度売上高目標は100・5%の5501億400万円。
内訳は書籍100・2%、雑誌97・9%、コミック101・4%、MM商品120・8%。
返品率目標は総合が2・9ポイント減の35・1%。
内訳は書籍37・7%、雑誌37・7%、コミック23・1%、MM商品14・5%とした。
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