【 16年ぶりの増収増益 中央社】
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- 日時: 2010/09/03 18:04:25
- 情報元: 日書連
- 中央社は8月17日、板橋区の本社で平成21年度定時株主総会を開催し、平成21年度決算諸案などを承認した。
今期の総売上高は257億8092万円で前期比5・6%増となった。
内訳は、雑誌136億7599万円(前期比2・4%増)、書籍75億5046万円(同16・5%増)、特品等8億188万円(同18・2%増)。
営業利益は3億302万円(同40・4%増)、経常利益1億5462万円(111・1%増)、税引前当期純利益1億5462万円(120・7%増)の大幅増収となった。
増収増益は16年ぶり。
返品率は雑誌30・6%(同2・0ポイント減)、書籍30・9%(4・2ポイント減)、特品等9・1%(3・6ポイント減)と3部門とも改善し、合計30・1%(同2・8ポイント減)となった。
22年度の総売上高目標は1・1%増の260億5474万円としている。
役員は取締役全員が重任。
執行役員に山本章雄関西支社長が新任した。
総会終了後に行われた記者会見で、風間賢一郎社長は「各部ごとに目標設定のうえ報奨を払うインセンティブ契約を行ったことが効果をあげた。
持株制度も社員のモチベーションを上げるため有効だった」と好決算の背景を説明。
「業界全体がシュリンクして店頭の売上が落ちている。
デジタル化で紙の本の売上が落ちる可能性もある。
増収増益に満足しているが、いつまで続くか不安もある。
他の取次にできないこと、得意分野に磨きをかけねば。
コミック分野、複合商品の開発に力を入れたい」と今後の方針を示した。
〔中央社役員〕代表取締役社長 風間賢一郎専務取締役 外山 義朗常務取締役 新谷喜代春取締役 大谷 敏夫同 小暮 豊博同 矢下 晴樹監査役 剱持 明敏 〔執行役員〕○印は昇格執行役員・開発事業推進室長 斎藤 進同・開発事業推進室部長(市場開発担当)佐藤誠三同・取引部長 岡田 益男同・関西支店長○山本章雄 〔機構改革〕 1、開発事業推進室を新設する。
2、開発営業部を廃止し、その機能を開発事業推進室に移管する。
3、事務管理部を廃止し、その機能を取引部に移管する。
4、開発事業推進室に市場開発課、新規事業課、開発営業課を置く。
5、取引部に事務管理課を置く。
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