大学出版部協会、3カ国セミナー小冊子に
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- 日時： 2010/09/16 14:52:29
- 情報元： 新文化
- 大学出版部協会はこのほど、8月21〜23日に奈良市春日野町の「奈良県新公会堂」で開かれた第13回日本・韓国・中国大学出版部協会合同セミナーで報告された共通演題「大学出版部（協会）の弘報戦略」を小冊子にまとめた。日韓の弘報・プロモーション戦略を掲載している。
韓国の大学出版部協会の「プロモーション戦略」については、韓国放送通信大学校出版部の金延奎氏が発表。そのなかで、韓国出版業界の現状も記載している。それによると、出版物の出庫量が減少するなか、大手出版社の比率が高まり、書店も全体数が減少しているにも関わらず、100坪以上の書店が増加、出版社、書店ともに二極化が進んでいるという。
一方でネット書店の売上比率が2008年で31.9％（前年比2.7ポイント増）と拡大している。こうした状況に対して韓国は3つのプロモーション戦略を提案。ネットを活用した「個別化マーケティング」の導入など三つの提言をまとめており、日本の専門書出版社にとっても販売戦略のヒントになりそうだ。
同セミナーは昨年に開かれる予定だったが、新型インフルエンザの影響で延期されていた。日本の大学出版部協会からは、京都大学学術出版会の斉藤至氏がＷＥＢサイトや機関誌などを用いた弘報活動などを発表した。
(本紙2010/9/9号掲載記事から)
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