【 57期売上高400億円 太洋社 】
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- 日時: 2010/10/04 12:59:13
- 情報元: 日書連
- 太洋社は9月29日開催の定時株主総会・取締役会に先立ち、9月10日に第57期(平成21年7月〜22年6月)の決算概況を発表した。
これによると、今期の売上高は前期比4・4%減の400億3434万円で5期連続の減収となった。
内訳は雑誌208億9100万円(前期比1・9%減)、書籍185億1500万円(同6・8%減)、その他6億2800万円(12・2%減)。
返品率は雑誌39・0%、書籍41・6%、その他23・2%、計39・6%だった。
物流再編で物流4拠点を埼玉・志木市の志木センターに集約したため販売費及び一般管理費が増加。
営業利益は66万円に大幅減少し、経常損益は1億3806万円の赤字となった。
しかし、船橋流通センターを京成電鉄に売却したことなどで特別利益9億7484万円を計上し、税引前当期純利益は8億1945万円、当期純利益は5億2595万円と大幅増益となった。
自己資本比率は12・4%。
配当は1株当たり50円。
役員人事では、今年3月にマーケティング会社(株)インテージを退社し、4月に太洋社顧問に就任した加藤顯次氏を専務取締役に新任し、新設した事業開発室と人事統括室の担当にするとした。
第58期の重点方針は(1)経営基盤の強化、(2)変化に対応するための「人財」育成、(3)ネットコミュニケーションへの対応、(4)既存取次事業の高度化・効率化、(5)新規事業への参入と新商材の開発――の5点。
人財育成と新規事業への参入については、國弘社長と加藤専務が中心となって推進する。
売上目標は前期比3・6%増の415億円。
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