【出版科研の書籍・雑誌販売額調査】10月期は前年同月比5.3%減
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- 日時: 2010/12/02 15:56:02
- 情報元: 新文化
- 2010年10月期の書籍・雑誌推定販売金額(本体価格ベース)は前年同月比5.3%減の1566億3300万円と相変わらず低調。返品率は書籍が41.3%の同1.3ポイント減、雑誌が35.9%の同3.3ポイント減と着実に減少している。
取次の返品減少対策により配本部数が引締められ、新刊1点当り部数は今年の1〜10月期累計で前年比1.0減の6100冊となった。また、推定発行部数は書籍が前年同月比14.7%減の3303万冊、雑誌が同7.1%減の2万7657冊。出版科学研究所は「新刊発行もいよいよ縮小に向かい始めたとみてよい」としている。 当月は、実業之日本社文庫、PHP文芸文庫、百年文庫、ヤマケイ文庫など文庫レーベルで創刊が相次ぎ、東野圭吾の『白銀ジャック』(実業之日本社文庫)や直木賞受賞作の『利休にたずねよ』(PHP文芸文庫)など、訴求力のあるタイトルが並んだ。
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