【 都青少年条例改正案を批判 】
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- 日時: 2010/12/22 14:30:26
- 情報元: 日書連
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「東京都青少年健全育成条例改正を考える会」は12月3日、都庁で記者会見し、改正案への反対を訴えた。
同会共同代表の藤本由香里(明治大学准教授)、漫画家の竹宮恵子(京都精華大学マンガ学部長)、こうの史代、日本マンガ学会会長の呉智英、児童文学者の山中亘の各氏らが出席した。
藤本氏は「時代物やSFにも現代日本の刑罰法規を適用するのか。
海賊を賛美する『ONE PIECE』や泥棒を賛美する『ルパン三世』も規制対象になる」と批判。
竹宮氏は「近親相姦を扱った作品を描いた者として、今回の規制は危険だと思う。
今ここで止めたい」、山中氏は「戦前の児童図書規制を思わせる。
官僚は拡大解釈に長けている。
小説も全部やられる」、呉氏は「良いものも悪いものもあるのが文化。
行政が良いマンガを推薦するのはかまわない。
ただ悪いマンガを禁圧することはやるべきでない」と述べた。
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