【 教育専門取次として力発揮 日教販春季展示大市会】
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- 日時: 2011/01/25 17:35:42
- 情報元: 日書連
- 第60回を迎える日教販春季展示大市会は、6日午前9時半から四谷のスクワール麹町で開催された。
5階の展示場では市会目録掲載商品3900点全点を陳列したほか、新学期の店頭展開に役立つ情報コーナーを展示。
3階会場では「新しい小学校学習指導要領の実施に伴う小学校学参店頭展開」をテーマに書店研修会を実施、文理の滝川尚書店営業部課長による「教科書が変わると、準拠問題集が売れる」、学研マーケティングの小林伸一学参・辞典販売課課長による「小学学参・小学辞典市場と新学期の販売について」と題する講演が行われた。
午後1時からのセレモニーで日教販・河野隆史社長は「今年度から小学校の新学習指導要領が改訂され、今後数年間にわたり業界にビジネスチャンスが到来する。
教科書の学習内容充実が図られ、授業時間も増加する。
小学生の父兄に店頭でどうアピールしていくかが重要になるだろう。
子どもたちの学力向上が叫ばれるときだからこそ、家庭学習の重要性を訴えていきたい。
当社の最大の課題は、営業力の強化と物流の効率化を柱とする経営改革を着実に実行し、安定した経営を実現すること。
日販との業務提携も営業面、物流面の各分野で進めていく。
今後も教育の専門取次としての役割を果たしていきたい」とあいさつした。
続いて、来賓を代表して日書連・大橋信夫会長があいさつ。
国民読書年や電子書籍など昨年の動向を振り返り、「厳しい状況の中、書店や出版業界が生き残る道を考えると、現場の人々の工夫やアイデアが生きなければいけない。
だが、そうした工夫の根底となるものが書店には少ない。
そこでショタレ本などの処分権をいただけないだろうかと昨年暮れに申し上げた。
日書連は再販擁護の立場に変わりはない」と述べた。
この後、辞典協会・鈴木一行理事長の発声で乾杯。
福島日教販会・西猛副会長(福島県書店商業組合理事長)から河野社長に白河ダルマが贈呈され、来賓全員で片目を入れて新春の学参商戦を祝った。
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