【 出版用紙供給に影響 】
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- 日時: 2011/04/05 08:22:28
- 情報元: 日書連
- 東北関東大震災は印刷用紙を生産する東北地方の製紙工場にも大きな被害を与えた。
塗工紙を生産する工場では、日本製紙グループ本社の石巻工場(宮城)が津波の影響により工場構内に土砂が堆積し、在庫製品はほぼ全損の模様。
復旧までに長期間を要するのは確実と見られる。
三菱製紙の八戸工場(青森)は津波で1階部分が浸水、在庫製品はほぼ全損し、操業を停止している。
ただ、ゴールデンウィーク前をメドに、パワープラント(自家発電)で生産を再開できる見通しという。
操業停止した両工場は印刷情報用紙の主力工場。
全塗工紙の20%を生産し、出版印刷用塗工紙に占める割合は40%に達するという。
出版用紙の絶対量が不足することは確実な情勢で、すでに出版物の製造に深刻な影響が出始めている。
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