【 セールのモデルチェンジ図る 】
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- 日時: 2011/04/05 08:27:16
- 情報元: 日書連
- 第46回日販オートマチックセール記念研修会が3月3日・4日に福島県穴原温泉「吉川屋」で開かれ、書店116名、協賛出版社28名、日販関係者などあわせて195名が出席した。
3日は実用書展示市会が行われ、その後の懇親会で日販古屋文明社長があいさつ。
「出版物販売額はマイナス成長を続け、日販POS店の調査でも昨年の販売額は対前年2・3%減だった。
書籍合計では同2・8%減で、実用書ジャンルは同4・9%減という結果だが、実用書のシェアは文庫に次いで高く、相変わらず重要なジャンルであることに変わりはない。
本日の展示市会にも様々な実用書が展示され、時代にあったテーマが取り上げられていると感じた。
オートマチックセールは実売率に課題を残しており、皆様の声も聞きながらモデルチェンジを図り、時代に合ったものとしていきたい」と述べた。
書店を代表して三省堂書店亀井忠雄社長は「実用書は、私が現場の責任者を務めていた時代も売場作りが難しいジャンルだった。
今は昔に比べいい品揃えになってきているが、読者にエキサイティングな売場を提供するということについては、まだ課題はある。
切磋琢磨しながら、実用書が書店の中心になるような形にしていきたい」と述べた。
続いて、オートマチックセール実用書販売コンクールの結果が発表され、表彰式が行われた。
協賛出版社を代表して、日販オートマチックセールの会池田豊会長(池田書店)が「実用書は書店にとってなくてはならないジャンルであり、この会も長い歴史を重ねてきた。
歴史を尊重することは大切だが、一方で過去にとらわれることなく変えられることは変えて、時代に合ったものにしていきたい」とあいさつして乾杯した。
〔実用書販売コンクール1位〕 ▽実売拡大賞=リブロ池袋本店▽実売率賞=天一書房日吉店▽返品改善賞=紀伊國屋書店玉川高島屋店▽返品率賞=清文堂書店 〔平台フェアディスプレイコンクール最優秀賞〕 BOOKSあんとく荒尾店
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