【 第45回吉川英治文学賞に森村誠一氏 】
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- 日時: 2011/04/05 08:27:57
- 情報元: 日書連
- 吉川英治国民文化振興会が主催する吉川英治賞3賞の受賞者が3月3日に発表された。
受賞したのは、第45回吉川英治文学賞に森村誠一氏『悪道』(講談社)、第32回吉川英治文学新人賞に辻村深月氏『ツナグ』(新潮社)、第45回吉川英治文化賞に宇梶静江、木村若友、具志堅隆松、斎藤晶、笹本恒子の5氏。
同日帝国ホテルで行われた記者発表で、森村氏は「吉川英治賞は20数年前に接近した気配を感じたのだがそれ以来遠ざかり、縁がないと思っていたのでとてもうれしい。
今後50冊は書きたいと思っているが、吉川英治賞というグランプリをいただいたことは大きなバネになる」、辻村氏は「『ツナグ』は死についての話。
30代になったばかりの私が書くのはおこがましいのではないかと迷いながらの執筆だった。
しかし、読者からいただいた感想の中に、私が思う以上の気持ちを小説から豊かに読み取って下さっているのを見て、改めて書いてよかったなと思った」とそれぞれ受賞の喜びを語った。
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