【 日経BP、減収増益の決算 】
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- 日時: 2011/04/05 08:29:28
- 情報元: 日書連
- 日経BP社は3月10日の取締役会で2010年度(第43期)決算を承認した。
売上高は前年比5・4%減の404億8000万円で、6期連続の減収となった。
営業損益は12億8700万円の黒字(前期は10億5300万円の損失)、経常損益は15億5600万円の黒字(前期は7億4500万円の損失)を計上。
減収増益の決算となった。
売上高の内訳は、広告収入が同7・8%減の163億4300万円、販売収入が3・3%減の221億2400万円、事業・その他収入が同8・7%減の20億1200万円。
このうち、インターネットの総売り上げは同2・8%増の59億4000万円となった。
同社は子会社の日経BPソフトプレスを吸収し、書籍事業の活性化に取り組んだ。
その結果、『スティーブ・ジョブス 驚異のプレゼン』は発行3ヵ月で10万部を突破。
『ビジョナリーカンパニー3』をシリーズ3巻目として発行、既刊2巻の売れ行きも伸び、3巻合計で累計45万部を超えるなど、書籍事業が好調に推移した。
また、10月に電子書籍ストア「日経BPストア」を新設し、電子書籍のほか「日経ビジネス」など雑誌のデジタル版7誌の提供を開始。
電子書籍市場に橋頭保を築いた。
2011年度予算は、売上高400億1000万円、営業利益9億4200万円。
3月末オープン予定の中国語の環境情報サイト「日中環保生態網」や電子書籍事業の拡充など、「アジア」と「デジタル」事業を積極的に推進するとしている。
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