【 発行高666億円、10年ぶりプラスに 日本図書普及】
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- 日時: 2011/07/18 16:04:30
- 情報元: 日書連
- 日本図書普及は6月20日、第51期(平成22年4月1日〜23年3月31日)の決算概況を発表。
図書カード発行高は10年ぶり、回収高は5年ぶりに対前年比プラスと順調に伸長した。
売上高は4億3814万円、営業損失24億2294万円、経常損失8億3329万円。
当期純利益は7億6010万円と大きく改善した。
発行高は666億4600万円(対前年比2・3%増)、回収高は633億5400万円(同1・5%増)となった。
回収高の内訳は、図書券が18億7900万円(同21・2%減)、図書カードが614億7500万円(同2・4%増)。
全国共通文具券廃止の影響で図書券・図書カードも使えなくなるという風評が生じ、回収図書券が3月には同100%を超えた。
昨年は国民読書年のPRとして、メッセージが入った500円の一般カードを約18億円発行した。
家電エコポイントについては、昨年12月からのポイント半減前の駆け込み需要により年間66億円を発行。
住宅版エコポイントでは2・5億円を発行した。
その結果、一般カードの年間発行高は631億4000万円(同2・3%増)となった。
オリジナルカードも35億600万円(同3・3%増)と堅調だった。
回収高は一般カード584億3000万円(同3・1%増)、オリジナルカード30億4500万円(同7・9%減)、図書券18億7900万円(同21・2%減)。
期末の加盟店は同382店減の8124店、設置店は同269店減の1万865店。
役員人事では田中健五会長(文藝春秋)、佐藤堅太郎専務、三好勇治取締役(大阪屋)の3氏が退任し、上野徹(文藝春秋)、南雲隆男(大阪屋)、内部から平井茂の3氏が取締役に新任。
監査役は井門照雄氏(日書連顧問)が退任し、西村俊男氏(日書連副会長)が就任した。
なお、退任の佐藤専務は関連会社カードサポートの社長に就任。
次年度以降の課題について、浜田博信社長は「書店の意見を聞きながら次世代図書カードの研究・開発を進める」とした。
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