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【 被災地に10万冊寄贈  書店新風会】
日時: 2011/09/05 18:10:26
情報元: 日書連

 書店新風会は8月7日、青森県青森市のウェディングプラザアラスカで第52回地方総会を開き、会員書店25名をはじめ出版社、取次など総勢134名が出席した。

今年の幹事店は青森市・成田本店が務めた。

 総会であいさつした高須博久会長(豊川堂)は、東日本大震災への対応について「被災書店へのお見舞い、店頭での募金などを行ってきたが、阪神大震災で喜ばれた経験から、被災地の子供たちに本を贈る運動に最も力を入れた。

4月末までに全国の会員書店に寄せられた絵本、児童書、コミック、文庫は10万冊・2000箱に達した。

集荷・仕分作業はトーハンの協力を得て行い、仙台の北関東ピアノ運送の倉庫に保管。

被災地の学校や避難所への配送を5月末までにほぼ終えた」と報告した。

 また、ゴールデンウィークに被災会員お見舞い訪問を行ったことを報告し、「皆さんおっしゃったのは『本屋をやっていてよかった。

営業再開したらお客様は喜んで本を買いに来てくれた。

新風会の会員でよかった。

気づかいがうれしかった』ということ。

過去に先輩方のやってきたことが今に生きていると感じた」と話した。

 さらに、若手の活動について「5月11日に200箱積んでいわき市に入り、当てずっぽうで避難所に飛び込み、学校の先生から教育委員会を紹介してもらい、見事にすべて届けた。

6月にも200箱届けた。

いわき市の私立幼稚園18園から絵本がほしいと要望があり喜んでもらい、日教販が輸送で協力してくれた。

若手のフットワークの軽さには目を見張るものがあった」と賞賛した。

 総会終了後、外崎勝氏の講演会「相撲大国青森探訪」と懇親会が行われ、夜は海辺の公園で青森ねぶたまつりのフィナーレを飾る青森花火大会を鑑賞した。
メンテ

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