【 2期連続で増収増益 中央社】
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- 日時: 2011/09/22 17:18:42
- 情報元: 日書連
- 中央社は8月17日に板橋区の本社で平成22年度定時株主総会を開催し、平成22年度決算書案などを承認した。
今期の総売上高は前期比2・4%増の264億1027万円。
内訳は、雑誌135億8055万円(前期比0・7%減)、書籍79億3846万円(同5・1%増)、特品等7億6629万円(同4・4%減)。
書籍扱いコミックが同5・4%増と好調で業績を牽引した。
営業利益は3億1120万円(同2・7%増)、経常利益は1億7083万円(同10・5%増)、当期純利益は1億5823万円(同2・7%増)で、2期連続の増収増益決算となった。
返品率は雑誌30・3%(同0・3ポイント減)、書籍29・1%(同1・8ポイント減)、特品等8・7%(同0・4ポイント減)と2年続けて改善し、合計29・3%(同0・8ポイント減)となった。
東日本大震災の取引書店の被害状況は、何らかの被害を受けた店が33店。
うち全壊5店でこのうち2店が廃業、半壊15店、原発避難で営業不可2店。
見舞金・支援費用などで特別損失1201万円を計上した。
記者会見に臨んだ風間賢一郎社長は「返品率は3部門とも前年を下回り、総合で30%を切るという念願が実現した。
今年はさらに物流面の品質改善を図りたい。
協和出版販売、共栄図書、日本雑誌と行っている協業化をさらに推進していく」と語った。
23年度の総売上高目標は1・4%増の267億8376万円、返品率は0・9ポイント減の28・4%を目標としている。
役員は取締役全員が再任され、剱持明敏監査役、土屋博功顧問が退任。
秋山秀俊顧問は重任となり、監査役には執行役員の佐藤誠三氏が就任、江上浩経理部長を執行役員に新任した。
◇中央社役員体制 (○新任) 代表取締役社長 風間賢一郎 専務取締役 外山 義朗 常務取締役 新谷喜代春 取締役 大谷 敏夫 同 小暮 豊博 同 矢下 晴樹 監査役 ○佐藤 誠三 ◇執行役員 経理部長 ○江上 浩 開発事業推進室長 斎藤 進 関西支店長 山本 章雄 取引部長 岡田 益男
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