【 社内改革、早急に推進 第5回太洋会総会 】
|
- 日時: 2011/11/21 14:40:39
- 情報元: 日書連
- 第5回太洋会総会が10月26日、東京・千代田区のホテルグランドパレスで開かれ、全国の会員書店51店78名など総勢101名が出席した。
総会の冒頭、竹島一夫会長(竹島書店)は「総会のマンネリ化を防ぐため、今回は趣向を変えて勉強会を目玉にした。
コミックが全体の売上げを左右するほどになっていることから、講談社の峰岸延也取締役と集英社の隅野叙雄部長にコミックについて講演していただく。
希望とやる気が起きる対談になると思う。
懇親会では太洋社の社員が多数入る。
酒を酌み交わしながら自店のいい面と悪い面をもう一度確認し、明日からの売上げ増に役立ててほしい」とあいさつした。
太洋社を代表して加藤顕次専務は「東日本大震災のあと生活者の購買行動や価値観が変わった。
従来のビジネスモデルでは中間流通業者の太洋社は商品供給をやっていればよかったが、これからは生活者の変化に合わせて様々な情報を提供しなければ生き残れない。
取引先の繁栄もない。
『変わらなければ生き残れない』が第59期のスローガン。
まず社員の意識を変える。
組織もやり方もすべて変え、取引先とともに繁栄したい」と決意を述べた。
役員改選では竹島会長、澤野永、渡辺剛史両副会長を再選した。
増売コンクール表彰式では、支部対抗特別賞の東海・近畿・中国支部や、書籍販売総合賞・雑誌販売総合賞など12部門60書店を表彰した。
勉強会は「講談社と集英社がマンガの未来を大いに語る」をテーマに行われた。
懇親会では、國弘晴睦社長が(1)返品率減少(2)フラットな組織作り(3)マーケティングマインドに基づいた業務の遂行(5)脱書店・脱活字出版物・脱日本――を掲げ、「社内改革を早急に進める」との考えを示した。
|
|