【 「小学三、四年生」休刊へ 】
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- 日時: 2011/12/30 18:15:50
- 情報元: 日書連
- 小学館は12月1日、学習雑誌「小学三年生」「小学四年生」を2012年2月3日発売の3月号で休刊すると発表した。
「小学三年生」は1924年12月、「小学四年生」は23年12月に創刊。
73年に各102万部、82万部を発行していたが、近年は3万〜5万部まで落ち込んでいた。
「小学五年生」「小学六年生」も09年に休刊しており、創業以来の基幹雑誌がまた姿を消す。
今後は中高学年向けに「学習ムックシリーズ」を立ち上げることを計画している。
残る「小学一年生」「小学二年生」は今後も刊行を続けるとしている。
同日、東京・千代田区のホテルグランドパレスで開いた「2012年上期 雑誌新企画発表会」で、小学館の早川三雄常務は「趣味や価値観の多様化、情報の細分化が子供の世界にも広がり、男女共通の学年別総合学習雑誌という形では読者のニーズに応えられなくなった」と休刊の理由を説明。
「残る『小学一年生』『小学二年生』を頑張って増売する」と述べた。
「小学一年生」の松井聡編集長は、2011年は各号とも前年比130%と好調に推移したと報告。
12年は(1)表紙モデル、芦田愛菜の露出(2)楽しく豪華な付録(3)学習への内容シフト――をさらに強化するとともに、「絆」をテーマに紙面と付録を展開したいとした。
入学直前号(1月14日頃発売)は定価840円(税込)、4月号(3月1日頃発売)は同780円、5月号(3月31日頃発売)は同750円。
各号に「ポケモンピアノふでばこ」などの付録が付く。
販売施策として、店頭陳列コンクール、増売コンクール、定期購読獲得コンクールを全国5000店で実施する。
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