【 大阪屋新春おでんの会 大阪屋】
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- 日時: 2012/02/01 18:08:22
- 情報元: 日書連
- 大阪屋の「新春おでんの会」が1月10日、大阪府東大阪市の関西ブックシティで開かれ、書店、出版社など総勢1261名が出席した。
あいさつした南雲隆男社長は、POS店400店の年末年始(12月29日〜1月3日)売上状況について前年比7%減と報告。
「地域別では東高西低の傾向。
東北は元気だったが、近畿圏以西は四国を除き苦戦を強いられた。
中でも地元大阪の落ち込みが気になる。
分野別では書高雑低の傾向が色濃く出た」と厳しい認識を示した。
出版業界全体については「一段と厳しさが募り、難しさを重ねた1年だった。
書高雑低の傾向が強く、各社が『書籍でどう生業を行い、利益計上するか』が指摘されており、ここにも業界の構造的問題が大きく浮上した」と指摘した。
昨年9月に全面稼働したOKCについては、「栗田との業務提携を進めながら、出版物以外の商品の配送なども視野に入れ、事業拡大の推進エンジンとする。
書店に対して相互のビジネスの選択肢を広げられる新たな付加価値を提供したい」と話した。
また、OKC完全稼働を背景にKBC、TBC、iBCの3倉庫の再編に着手するとし、「今年2月末までにTBCの商品をiBCとKBCに振り分け、移設を行う。
iBCはスペースを拡張し、専門書倉庫を備え、KBCでも棚の増設と既存在庫のバランスを図りながら一体管理を目指す。
東西400万冊の在庫総量を変えることなくマルチ倉庫として生まれ変わるとともに、新たな商品供給体制を整備する。
書店の利益につながるよう倉庫のあり方と商品供給について全体最適化を進めたい。
また、新客注支援システムを今年4月頃にリリースする」と述べた。
このあと、大阪出版協会・佐藤徹哉理事長、小学館・早川三雄常務、講談社・岩崎光夫取締役、書協・岡本健理事、日書連・面屋龍延副会長、栗田出版販売・郷田照雄社長、大阪屋友の会連合会・田村定良会長、大阪屋・南雲社長の8名で鏡開きを行い、大阪屋友の会連合会・田村会長の発声で乾杯した。
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