【 小学生の約70%「電子の本知らない」 アスキー・メディアワークス 】
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- 日時: 2012/04/16 19:50:58
- 情報元: 日書連
アスキー・メディアワークスは、『子どもライフスタイル調査2012 冬』を実施。
同社のリサーチ・メディア部門である「アスキー総合研究所」がまとめた調査結果によると、男子小学生の79%、女子小学生の90%が「読書を好き」もしくは「どちらかと言えば好き」と回答。
また、男子小学生の65%、女子小学生の71%が「電子雑誌・電子書籍を知らない」と回答した。
この調査は、アスキー・メディアワークスが発行する男子小学生向けゲーム情報誌「デンゲキニンテンドーDS」と女の子向けゲーム&キャラクター情報誌「キャラぱふぇ」の読者とその保護者を対象に、雑誌添付ハガキによるアンケート調査を実施し、回答者から小学生を抽出して集計分析したもの。
調査期間は2011年12月1日〜2012年1月20日。
集計サンプル数は、男子小1〜3年生99件、男子小4〜6年生79件、女子小1〜3年生311件、女子小4〜6年生345件の合計834件。
読書(マンガ、雑誌、学習参考書を除く)が好きかどうか聞いたところ、男子小1〜3年の82%、男子小4〜6年の75%、女子小1〜3年の92%、女子小4〜6年の88%が「好き」もしくは「どちらかと言えば好き」と答えた。
特に女子は「好き」という回答の比率が高く、60%を占めた。
1ヵ月の読書量を聞くと、男子小学生の40%、女子小学生の29%が「1〜2冊」と回答。
女子小学生は23%が「10冊以上」と答えている。
一方、「読んでいない」は、男子小学生が9%、女子小学生が4%だった。
読む本の選び方についての質問には、男子小学生の64%、女子小学生の73%が「書店や図書館で自分で選ぶ」と答えた。
次が「好きな文庫シリーズを読む」で、男子は30%、女子は38%だった。
3番目は、男子が「学校ですすめる本」(20%)、女子は「友だちがすすめる本」(19%)となっている。
主に読む本のジャンルを挙げてもらうと、小1〜3年は「絵本・童話」の比率が最も高く、男子は59%、女子は79%に達した。
男子小4〜6年では「冒険小説」(48%)、女子小4〜6年は「絵本・童話」(46%)がトップになっている。
電子雑誌・電子書籍の購読について尋ねたところ、男子小学生の65%、女子小学生の71%が「知らない」と回答した。
一方、「利用して読んだことがある」と答えたのは、男子で3%、女子で4%にとどまった。
パソコンでのインターネット利用経験(家庭以外も含む)を聞くと、小4〜6年では男子の84%、女子の76%が「ある」と答えた。
小1〜3年では、利用経験が「ある」のは男子69%、女子63%となっている。
また、携帯電話を自分で所持しているかを聞いたところ、所有率は男子19%、女子20%となった。
保護者への質問では、自分の子どもの読書について尋ねると、男子の保護者の74%、女子の保護者の57%が「もっと本を読んで欲しい」と回答した。
「今くらいの読書量でいい」は男子の保護者は24%、女子の保護者は41%となっている。
一方、電子雑誌・電子書籍を読ませたい(読んであげたい)かを聞いたところ、男子の保護者の56%、女子の保護者の63%が「思わない」と答えた。
「思う」はそれぞれ13%と10%。
電子雑誌・電子書籍を読ませたくない理由を聞くと、男子の保護者は「視力が低下すると思うから」「電子書籍を利用する必然性を感じない」がともに46%。
女子の保護者は「視力が低下する」51%、「必要性を感じない」50%となった。
「本を読む習慣が身につかないと思うから」と答えた保護者も3割程度いた。
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