【 講談社文庫、電子書籍を定期配信 】
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- 日時: 2012/11/06 16:55:17
- 情報元: 日書連
- 講談社は10月12日から講談社文庫の電子書籍の定期配信を開始した。
同社は今年6月に新刊と電子書籍を同時配信する体制を整え、最多で月200点の電子書籍を配信してきたが、これまで文庫は対象になっていなかった。
今後は文庫の新刊を約1ヵ月遅れの翌月第2金曜日に電子書籍で定期配信する。
文庫の定期配信により「紙と電子の相乗効果で読書市場を広げる」施策を展開し、(1)電子書店への定期的な来店に結び付ける(2)文庫から約1ヵ月遅れの配信で書籍本体と宣伝を連動する(3)リアル書店店頭と連動する――ことを目指す。
10月12日に配信されたのは『sex』(石田衣良)、『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』(辻村深月)、『煙か土か食い物』(舞城王太郎)、『女薫の旅』シリーズ(神崎京介)など73点。
これに先がけ9月14日27点、21日30点、28日44点をプレ配信し、好調。
定期配信開始後は売上がさらに伸長した。
同社は「今後はその他の電子書籍書目についても定期配信を開始し、市場の充実、拡大、読者の利便性向上と信頼を高めることに注力する」としている。
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