【 出版協の申入れに具体的な回答せず 】
|
- 日時: 2012/11/30 14:49:20
- 情報元: 日書連
- 日本出版者協議会(出版協=旧・流対協)は11月6日、アマゾンジャパンと10月17日に面談し、(1)「Amazon Student」プログラムの10%ポイント還元特典を速やかに中止すること(2)価格表示について再販対象書籍については「定価」と表示すること――を申し入れ、アマゾン側から同31日に文書で回答があったと発表した。
文書はアマゾンジャパン・渡部一文メディア事業部門長名で、申入書の2点に具体的に触れることなく、「申入書記載の事項に関して、弊サイトとしては個別の契約内容に関して貴会に対しご回答する立場にはないと考えておりますので、何卒ご理解賜りたく宜しくお願いいたします」との内容だったという。
出版協側は「具体的に申し入れた2点について回答になっておらず、まったく誠意が感じられないもの」と反発。
書籍小売業界トップ企業のアマゾンが出版界全体に及ぼす影響は大きく、率先して再販契約の遵守をはじめ日本の法令を守ることは当然と主張。
申し入れた2点について改めて説明と申し入れを行い、取次や公取委に対してもアマゾンのサービスに関する申し入れ、調査を求める予定としている。
|
|