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【 磁気情報に欠陥、読み取りエラーも  日本図書普及】
日時: 2013/01/10 18:03:41
情報元: 日書連

日本図書普及は11月28日、図書カード(額面1万円・名画シリーズ)の一部に検査不十分のため磁気情報に欠陥のあるものが混入しており、使用の際に読み取りエラーになる可能性があるとして、代替カードと交換すると発表した。

同社の平井茂取締役は日書連12月定例理事会で事情説明を行い、「読者、書店をはじめ関係者の皆様にご迷惑をおかけした」と陳謝した。

 平井取締役によると、8月後半、3千円のオリジナルカードにエラーが多発。

調査したところ裏面磁気部のエンコードデータに不良が見つかり、6月〜8月に当該機械2台でエンコードされた図書カードの、取次、カードソリューション、同社にある在庫を回収。

7月中旬以降エンコードしたカードはほとんど回収し、その後エラーが多発することはなかった。

 ところが11月、1万円カードが連続して読めないとの連絡が書店からあり、回収して調べたところ、8月にエンコードした当該カード3万枚が市場に出てしまったことが判明。

再度、取次、カードソリューション、同社の在庫確保を図ったものの、回収枚数は1万枚にとどまった。

その後、仕入書店へ連絡、合計1万9千枚を回収することができた。

その後も回収の努力を続け、現在、市場に出回っているエラーカードは7千枚を切っているという。

 加盟書店には11月26日着で、エラーカードへの対応をお願いするハガキを出すとともに、同社ホームページに消費者向けチラシを用意。

11月28日には朝日、読売、毎日各紙に社告を掲載し、同時に同社ホームページ上でも告知を行った。

 当初1日30〜40件の問い合わせがあったが、現在はほとんどなくなり、事態は沈静化に向かっているという。

平井取締役は一連の事態を謝罪した上で、「磁気に頼らない新しいシステムを考えている」と述べた。
メンテ

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