【 物流改善、返品減などに取組む 栗田】
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- 日時: 2013/02/09 16:40:30
- 情報元: 日書連
- 「2013年栗田新春あいさつの会」は1月11日に東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷で開かれ、書店、出版社など720名が出席した。
冒頭で郷田照雄社長があいさつ。
「中期経営計画の第3期を策定しており、その行動指針として『書店とともに 読者のために』を掲げている。
この具現化は出版社、取引書店のご支援があって初めて形にできる。
今後ともご支援をよろしくお願いする」と前置きし、今年栗田が推進する重点施策について説明。
「まず第1に物流の改善だ。
OKCに完全委託して3年目に入るが、品質向上とスピードアップの2点をやり遂げたい。
また、書店店頭の過剰在庫、過剰発注等を改善するため新しい注文流通を構築していく。
同業他社との協業化についても協議を進めたい。
2番目は返品減少。
当社の返品率は昨年度悪化し、書籍は43%超、雑誌は36%超となった。
返品減少は増売と表裏一体と言われる。
各出版社の企画を強力に売るという前提を持ちながら、返品減少を目指していきたい。
3番目は児童書だ。
地域、立地、規模の大小に関係なく必須のアイテムになっており、女性5人で構成するプロジェクトチームを結成した。
書店、出版社と情報交換をしながら取り組んでいきたい」と述べた。
来賓の小学館・相賀昌宏社長は「児童書に特に力を入れて下さるということに感謝する。
また、本屋の力をもう一度伸ばしていくために私も全力を尽くし、一緒にやっていきたい」とあいさつ。
南天堂書房の奥村弘志社長は電子書籍について言及し、「あまり紙をおろそかにしないでほしい。
何と言っても我々は紙の本で生きている。
皆で紙の大切さを合言葉にしたい」と述べて乾杯した。
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