芥川賞・直木賞贈呈式
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- 日時: 2013/04/12 17:41:51
- 情報元: 日書連
- 第148回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が2月22日、東京・千代田区の東京會舘で開かれ、芥川賞の黒田夏子氏(受賞作『abさんご』早稲田文学5号)と、直木賞の朝井リョウ氏(同『何者』新潮社)、安部龍太郎氏(同『等伯』日本経済新聞出版社)に賞が贈られた。
受賞者あいさつで、史上最年長の受賞者となった75歳の黒田氏は「長い間、身近な人からも、何をしているかよくわからない老人と思われてきたが、その居心地の悪さから少し解放された気がする。ありのままの自分で、今まで通りの足取りで歩き続けたい」と喜びを語った。初の平成生まれの受賞者で、男性受賞者としては最年少の23歳の朝井氏は「文章を書くことで自分の居場所を作っていきたい。複雑な世界に生きる人間を暴いていく気持ちで書いていく」と抱負を述べた。安部氏は「受賞は等伯がもたらしてくれた。向き合うことで、作家としての力量を引き上げてくれた。ぎらぎらした気持ちをを持ち続けたい」と話した。
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