「ブルータス」がグランプリ/雑誌大賞
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- 日時: 2013/04/25 17:13:11
- 情報元: 日書連
- 2012年下半期(7月〜12月)に刊行された雑誌の中から、出版社や書店員が「いちばん凄かった」雑誌を選ぶ「第5回雑誌大賞」(雑誌大賞実行委員会主催)の贈賞式が3月15日に東京・港区の電通ホールで行われ、グランプリにマガジンハウスの『BRUTUS』が選ばれた。
同賞は、出版社の雑誌編集・広告・販売・宣伝の各担当者や書店員を対象にアンケートを行い、「勢いがある」「世の中で話題になった/話題を提供した」等、『雑誌の力』を強力に発揮したと思う雑誌を選んでもらうというもの。グランプリを受賞した『BRUTUS』は、「時流にあったテーマを1冊まるごとの特集で紹介する潔さに勢いを感じる」「日常の何気ない一コマを切り取って組む特集の世界観はさすが」などと高く評価された。 この他、準グランプリに『POPEYE』(マガジンハウス)と『MonoMax』(宝島社)、特別賞に『NHKテレビテキスト100分de名著』(NHK出版)と『COURRiERJapon』(講談社)が選ばれた。 贈賞式では、日本雑誌協会の石ア孟理事長から各誌編集長に賞を贈呈。『BRUTUS』の西田善太編集長は「雑誌には、作る現場と売っていただく現場の2つがある。その人たちに選んでいただいたことを心からうれしく思う」とあいさつした。 講評を行ったジャーナリストの田原総一朗氏は、『BRUTUS』の取材を受けた時のエピソードを語り、「取材のために3回も打合せをする贅沢な雑誌。だから中身がすごい。紙媒体はネットに食われつつあると思っていたが、受賞した5誌を読んで、こんなにも素晴らしい紙媒体があるということを改めて発見した」と話した。
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