『オオカミがとぶひ』/日本絵本賞大賞
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- 日時: 2013/04/25 17:13:36
- 情報元: 日書連
- 毎日新聞社と全国学校図書館協議会主催の「第18回日本絵本賞」の表彰式が、3月26日に東京・千代田区の毎日ホールで行われた。
今回受賞したのは、日本絵本賞大賞に『オオカミがとぶひ』(ミロコマチコ/著、イースト・プレス)、日本絵本賞に『しげるのかあちゃん』(城ノ内まつ子/作、大畑いくの/絵、岩崎書店)、『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(おくはらゆめ/作、童心社)、『ともだちできたよ』(内田麟太郎/文、こみねゆら/絵、文研出版)、日本絵本賞読者賞(山田養蜂場賞)に『しろくまのパンツ』(tuperatupera/作、ブロンズ新社)。 表彰式で、最終選考委員長を務めた絵本・美術評論家の松本猛氏は、大賞受賞作について「発想の柔軟さに魅かれた。こういう斬新でオリジナリティにあふれた作品にこそ賞を出すべきだと考えた」と選評した。 受賞者を代表してあいさつしたミロコマチコ氏は、「子どもの頃の私は引っ込み思案の小心者で、周りからしたらどうでもいい小さなことが大事件だった。毎日心の中で四苦八苦したり迷ったりしたことが、こういう絵本を作ることにつながったと思う」と述べた。このほか、日本絵本賞読者賞の候補作24冊を取り上げて読書活動を行った、東京都西東京市立東小学校の実践活動が報告された。
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