事業再生5ヵ年計画を発表/大阪屋
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- 日時: 2014/02/06 18:17:47
- 情報元: 日書連
- 大阪屋の「新春おでんの会」は1月10日に東大阪の関西ブックシティで行われ、書店、出版社など総勢1332名が出席した。
あいさつした南雲隆男社長は、年末年始の売上状況について前年比1・7%減、分野別では雑誌3・2%減、書籍0・8%減と報告。「雑誌は週刊誌・一般誌が発売日の関係でマイナス、コミックが年始に大きく伸び、書籍は文庫が全体の売上げに寄与した」と述べた。 昨年実施した施策については、丸の内で本と雑貨、カフェの複合形態として開店した「マルノウチリーディングスタイル」が売上面・収益面ともに順調に推移したと述べ、今年1月27日に2号店を大阪阿倍野に出店し、ノウハウを取引書店に還元していくと説明。流通面では、KBCにコミック追送用の在庫を整備し、タイムリーに商品を送る取り組みについて、対応書店やジャンルを拡大して返品削減と実売の向上を図っていくと語った。 また南雲社長は、資本・業務提携問題について、出資団と連携のもと、5年間の「事業再生計画」策定を進めていると発表。1年目は財務・収益構造改革、2年目は需要創出・書店継続支援強化、3年目以降はネットと連携した新サービスの創造に取り組むとして、1年目となる今年は、本社売却や大規模な希望退職を実施すると述べた。また、出資団出版社から取締役招聘を準備しており、早期に臨時株主総会を開催して新経営体制を実現したいとして、「そこまでが私の最後の仕事と考えている」と退任の意向を明らかにした。 このあと、講談社・森武文専務、小学館・山岸博常務、日書連・面屋龍延副会長、栗田出版販売・山本高秀社長、大阪屋友の会連合会・田村定良会長、ジュンク堂・工藤恭孝社長、大阪屋・南雲社長の7名で鏡開きを行い、田村会長の発声で乾杯した。
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