芥川賞・直木賞の贈呈式/「精進し、楽しく」と小山田氏
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- 日時: 2014/04/08 10:16:41
- 情報元: 日書連
- 第150回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が2月20日、東京・千代田区の帝国ホテルで開かれ、芥川賞の小山田浩子氏(受賞作『穴』新潮9月号)、直木賞の朝井まかて氏(同『恋歌』講談社刊)、姫野カオルコ氏(同『昭和の犬』幻冬舎刊)にそれぞれ賞が贈られた。
受賞者あいさつで、小山田氏は「(昨年出産した)子供との生活のペースもまだつかめていませんが、今後とも精進し、楽しく書いていきたい」、朝井氏は「同世代の友人たちから『おめでとう』のあとに『受賞してくれてありがとう』と言われた。その言葉を励みにしぶとくやっていきたい」と喜びを語った。候補5回目で受賞した姫野氏は「選考委員の先生におかれましては、長い間、好みでない私の作品を読まなければならず大変だったと思いますが、もう読む必要はなくなりました」とユーモアたっぷりのあいさつで会場をわかせ、「この度の受賞は今まで励ましてくれた友人たちやマイナーなセンスの読者のおかげ」と話した。
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