七つ森書館、読売との裁判で一審敗訴
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- 日時: 2014/09/23 17:39:53
- 情報元: 新文化
- 七つ森書館の復刻版シリーズ「ノンフィクションシリーズ・人間」(監修・佐高信)の1冊として刊行された『会長はなぜ自殺したか 金融腐敗=呪縛の検証』(読売社会部清武班)について、読売新聞社が出版契約無効などを求めた裁判の判決が東京地裁であり、七つ森書館に裁判費用や逸失利益など171万円の支払いを命じた。
争点は同書が「職務著作物」に該当するかどうか、当時の読売新聞社社会部次長と取り交わした出版契約が有効か無効かの2点。東京地裁は読売新聞社側の訴えを全面的に認め、七つ森書館の主張はことごとく退けられたかたち。 判決後の記者会見で、七つ森書館の中里英章社長は「出版の自由を侵害するもの。裁判長が出版契約を認定しなかったことは常識を疑う」と強い調子で批判。2週間以内に控訴する方針を明らかにした。
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