日販・平林彰社長、「競争時代」の改革意義訴える
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- 日時: 2014/11/07 15:56:40
- 情報元: 新文化
- 10月27日、東京・品川の東京マリオットホテルで「PARTNERSカンファレンス2014」を行い、出版社に向けて同社販売施策の進捗と成功事例を紹介した。平林社長は日販の売上高が減少し始めた98年度・第51期からは「競争の時代に入った」とし、図書館や新古書店、電子書籍、スマホなど書店や紙の出版物と競合する相手、人口構造の変遷をたどった。
雑誌販売の低迷や書店の店舗運営コストが高まるなかで進めている書店支援策は、「回転率×粗利益率で算出する『交差比率』を向上させるためのもの」として、改革の意義を改めて伝えた。 書籍部PPI促進課の円道秀治課長が「書店様マージンUPの取組みについて」、幻冬舎の時田有希子部長、阿部江里課長が文庫拡売の事例を紹介。平柿文仙堂の平柿宗敏社長が「私共の書店について」と題して、PARTNERS契約の成果を話した。新刊SCMの進捗と今後については流通改革推進グループの萬羽励一部長がプレゼンした。 当日は出版社142人など、総勢222人が出席した。
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