取協・藤井武彦会長、公共図書館の複本は「迎合的な図書館ポピュリズム」
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- 日時: 2015/01/28 20:44:51
- 情報元: 新文化
- 1月28日、東京・丸の内の東京會舘で行われた読売新聞社主催の「平成27年新春懇親会」に、日本出版取次協会の藤井武彦会長(トーハン)が出席。公共図書館の複本問題について「住民サービスの本質をはき違えている図書館が顕在化している」と言及した。文庫本やコミックスの複本が、周辺書店の売上げに影響を及ぼし、作家に収入が回るサイクルが弱まることが指摘されていることを受け「迎合的な図書館ポピュリズム」と強く批判。「公共図書館の本来的な役割とは何かを見据えて、軌道修正の働きかけをしていく」と方針を示した。
また、再販制度については「形骸化させてはいけないことが大前提」とし、「部分・時限再販の弾力的な運用の議論は深めていく」と述べた。
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